先日のインドネシアに続き、11月に入荷した新しい豆をご紹介します。初登場のエチオピア産です。
エチオピア イルガチェフェ アダメ G1 Natural
エチオピアはコーヒーの原産地で、現在も世界第5位のコーヒー生産国です(2020年・国際コーヒー機関調べ)。エチオピアのコーヒーは、紅海を挟んだ対岸の国イエメンとともに、古くから「モカ」と呼ばれ親しまれてきました(ちなみに「モカ」は紅海に面したイエメンの港の名前です)。
エチオピアでは現在も野生種に近いコーヒーが栽培されており、特に南部ゲデオ県イルガチェフェ郡周辺のコーヒーは品質が高いとされています。生豆は他国のものに比べ小粒で、焙煎中には柑橘系の香りがほのかに漂います。抽出されたコーヒーには、明るく爽やかな酸味と穏やかな柑橘香が感じられます。
イルガチェフェのコーヒーは水洗式(ウォッシュト)で作られることが多いそうですが、今回はエチオピア伝統の非水洗式(ナチュラル)で作られた生豆を選びました。「アダメ」とは現地の言葉で「サボテン」の意味があるそうです。また「G1」はエチオピアコーヒーの最高グレードを意味します。香り高く爽やかな味わいのコーヒーを、ぜひ一度お試しください。