インドネシア・スマトラ島の洪水被害

11月下旬、赤道近くのマラッカ海峡付近で発生したサイクロンがインドネシア・スマトラ島を直撃し、各地で甚大な被害が出ているそうです。

東南アジアの豪雨死者計600人超、400万人超が被災(ロイター)
https://jp.reuters.com/markets/commodities/YHEMKAK3QVPE5A5444HRKXB4DM-2025-11-30

詳しい情報が時系列で提供されているサイトを見つけました。

インドネシア : 地すべり : 2025/11/23(アジア防災センター)
https://web.adrc.asia/view_disaster_jp.php?Lang=jp&Key=2796

サイト内のリンクをクリックすると、地図付きのリアルタイム情報サイトに繋がります。

ダッシュボード:2025年アチェ州、西スマトラ州、北スマトラ州での災害状況(インドネシア国家防災庁)(インドネシア語のみ)
https://gis.bnpb.go.id/BANSORSUMATERA2025

baisadoで現在扱っているインドネシアの生豆は、北スマトラ(Sumatera Utara)州のフンムバン・ハスンドゥタン(Humbang Hasundutan)県産で、以前はアチェ(Aceh)州の中アチェ(Aceh Tengah)県産の生豆も扱っていました。
言葉が分からないので詳しい意味は分からないものの、この地図ではいずれも赤色で表示されており、状況は深刻なようです。

これまで赤道付近でサイクロンは発生しないと考えられていたそうで、今回は非常に稀な出来事だったようですが、森林の違法伐採など人災の影響も考えられるそうです。

インドネシアやタイなどの東南アジア各国に豪雨をもたらした熱帯低気圧「センヤール」の発生は、通常は台風が発生しない赤道近辺。「従来の常識」を超える気候変動が要因の一つに(一般社団法人環境金融研究機構)
https://rief-jp.org/ct8/162752

アングル:スマトラ島豪雨被害、森林破壊で被害拡大か 地元に怒りの声(ロイター)
https://jp.reuters.com/markets/commodities/ZCIDVQLP3JO7VK5ISFM5CCMYWM-2025-12-03

コーヒー栽培が原因だと指摘した記事は今のところ見つけられていませんが、農業も森林伐採の一因であるでしょうから、コーヒーを商う身として少し胸が痛みます。

仕入先などからも情報を得つつ、状況の変化を追いかけたいと思います。

baisado
京都下鴨の小さな珈琲焙煎所

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です