これまで11時開店としていましたが、6月より開店時刻を繰り上げ、10時~18時で営業いたします。
またオンラインショップでのご注文の発送も、これまでは営業日のみの対応でしたが、6月からは原則毎日対応いたします。
リアルでもオンラインでも少し便利になったbaisadoを、引き続きよろしくお願いします。
これまで11時開店としていましたが、6月より開店時刻を繰り上げ、10時~18時で営業いたします。
またオンラインショップでのご注文の発送も、これまでは営業日のみの対応でしたが、6月からは原則毎日対応いたします。
リアルでもオンラインでも少し便利になったbaisadoを、引き続きよろしくお願いします。
自家焙煎コーヒー店の「心臓」である焙煎機。重たい部品で構成された機械で、室温から摂氏200度超までの激しい温度変化に日々晒されています。
焙煎機に取り込まれた外気はガスバーナーで熱せられ、生豆に熱を伝えた後、長く複雑な経路を経て屋外に排出されます。加熱中には生豆表面のチャフ(薄皮)が大量に剥がれ、排気と共に焙煎機の外へ出ていきます。また配管の内壁にはタールが少しずつ溜まっていきます。
配管の詰まりは排気量の低下に直結し、焙煎豆の風味に大きく影響します。そのため日々の清掃はもちろん定期的なオーバーホールが必須なのですが、業者さんに頼むと結構な出費になる上、すぐには駆けつけてもらえないこともあります。
そこで、国産業務用焙煎機のベストセラー、フジローヤルのR-101を題材に、自力でメンテナンスするためのノウハウを学ぶ一日講座を、京都・五条高倉下ル「KAEru coffee」さんと共同で開催します。
対象は「焙煎機を持っている方、または将来持ちたい方」です。プロ・アマは問いません。またフジローヤル以外のメーカーの焙煎機をお持ちの方も歓迎します。
SNS上にはない、現場ならではのワザや情報も得られる貴重な機会です。限定10席のこの講座に、奮ってご参加ください。
フジローヤル R-101 プロ・メンテナンス講座
日時:2025年6月24日(火)10:00-17:00
会場:KAEru coffee(京都市下京区高倉通五条下る堺町20番地 穂積ビル1F)
講座内容:
① 基本掃除・分解
② メインファン取外し
③ 熱電対掃除
④ 前ベアリング交換
⑤ 後ベアリング交換
⑥ ベルト交換
⑦ スキマ調整
⑧ 注油方法
⑨ 音鳴りへの対処(ベルト含む)
⑩ JBSキット案内(レバーなど)
⑪ キレイにする
⑫ 改造案件(貸し出し)
⑬ 講話・質疑
受講料:39600 円(税込)
申込方法:以下のいずれかへご連絡ください。
baisado.kyoto@gmail.com
070-8993-8134
https://www.facebook.com/baisado.kyoto
https://www.instagram.com/baisado.kyoto
主催:KAEru coffee / baisado
運営サポート:JBS (Japan Barista Supply)
お申込みをお待ちしています。

本日4月30日、baisadoは開店三周年を迎えました。
平日だったため店は開けておらず、周年企画もやらずじまいでした。気が付けばもう3年かと驚く一方で、振り返れば300日ほど店を開けたことになります。
店を始める前の週末はもっぱら休養日でしたが、店を始めてからは全く違う生活スタイルになりました。
平日と同じ時刻に目覚ましを鳴らし、電車で通勤して、店に着いたら開店前に焙煎。開店後はお客さんをお待ちし、手の空いた時にはご注文の発送作業や焙煎機の掃除。店を閉めて家に帰れば、翌日焙煎する生豆を洗ったり新しい企画を考えたり。
緊張こそしなくなったものの、その日何が起こるかは未だに予想がつかず、実際何かしら予想外のことが起こります。うまくやり過ごせることもありますが、うまくいかずしょんぼりすることも。でもそれがとても面白いです。
まだまだ覚束ないところもありながら、それでもお店を続けられたのは、お客さんがいてくださったおかげです。誰に頼まれたわけでもなく好きでやっていることですが、お客さんの反応やお声が大きな励みになることを日々実感しています。本当にありがとうございます。
4年目のbaisadoを、引き続きどうぞよろしくお願いします。
地元から出てきたばかりの平成初期には、京都にも昭和の喫茶店がたくさん残っていましたが、その頃はあまりありがたみを感じていませんでした。
年を経て、長く営業を続ける喫茶店に対して尊敬の念を抱くようになりました。自分がコーヒー屋を始めてからは一層その想いを強くしています。
オーナーの高齢化などにより閉店を余儀なくされている昭和の喫茶店とその店主を記録に留めておられる「喫茶のすたるじあ」というサイトがあります。全国47都道府県の喫茶店を実際に訪ね、店の様子と店主の人柄を素敵な写真と文章で紹介してくださっています。
このブログの運営者さんが、「喫茶店の人」という自費出版本を2冊発行しておられます。
喫茶店の人
https://www.kissa-nostalgia.net/blog-management-kissa-zine
喫茶店の人2
https://www.kissa-nostalgia.net/blog-management-kissa-zine2
何年も前から月に1度は通っている超短時間営業の喫茶店が、最近出たばかりの2冊目で特集されており、お店のお母さんから紹介を受け手に取りました。ユニークな店内の写真も大変美しいのですが、お母さんへのインタビューも読み応えがあり、長く店を守ってきた矜持のようなものを感じました。
運営者さんによると、ブログについては年内の閉鎖を考えておられるようです。本当なら大変残念ですが、代わりにこのシリーズが長く続くことを願っています。
大学の医学部にお勤めの微生物学者が、とても「濃い」コーヒー本を出しておられます。今回はそのうち比較的入手しやすい2冊をご紹介します。まずはこちら。
コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか(旦部 幸博著・講談社ブルーバックス)
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000194917
植物としての「コーヒーノキ」の起源や成長過程、人間がコーヒーのおいしさを感じるメカニズム、コーヒーの焙煎中に産み出される多様な化学物質、コーヒーが健康に与える影響など、コーヒーに関する「理系」的な知識が満載です。
個人的に貴重だと思うのは、家庭での焙煎方法の具体的な記述です。私たちもかつてこの本を片手に、銀杏煎り用の手網で焙煎してみたことがあります。上手には焼けませんでしたし、チャフが周囲に飛び散るので後片付けが大変でしたが、そこそこ飲めるコーヒーができて嬉しかったです。また、豆の爆ぜる音や時間の経過に伴う色や形の変化を体感できたのはとても勉強になりました。
もう一冊はこちらです。
珈琲の世界史(旦部 幸博著・講談社現代新書)
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000210931
「理系」的な講談社ブルーバックスでは控えめにしておられたコーヒーの歴史的な側面を、「文系」的な講談社現代新書で思う存分書いておられます。
この本の特徴は、時系列を追った「縦」の歴史だけでなく、同時代の各地域間の相互関係や当時の社会経済などの「横」の歴史にも着目していることです。
ウィーン初のカフェと言われる「青い瓶の下の家」の逸話から名前を取ったのがあの「ブルーボトル・コーヒー」だとか、イギリスからの独立のきっかけとなった「ボストン茶会事件」以後アメリカで普及したのが、それまで親しんでいた紅茶のような味わいの浅煎りコーヒー、すなわち「アメリカン・コーヒー」だったとか、コーヒー栽培の島だったスリランカがさび病の蔓延で壊滅的打撃を受けたとき、代わりに紅茶栽培を思いついたのがあのサー・トーマス・リプトンだったとか、思わず膝を打つエピソードがふんだんに出てきます。
どちらの本も、科学者の目線で編まれただけあって情報の確実性が高く、新書とは思えないほど読み応えがあります。読了するには少し骨が折れるかもしれませんが、コーヒーについて多面的な知識を得たい方には大変おすすめです。
以前にこんな記事を書きましたが、その後の試行錯誤の結果をまとめてみます。
まずは前提条件を。
次に抽出です。
この先を少し変えました。「蒸らし」によって粉の表面に押し出されたおいしい成分をたくさんキャッチできるよう、一投目にお湯と時間をたっぷりかけるようにしています。
「蒸らし」開始から抽出終了まで、1杯立てなら2分ほど、2杯立てなら3分ほどかかります。
もしこれで「薄い」あるいは「物足りない」と感じたら、粉の量を増やす、粉の挽き目を細かくする、お湯の温度を高くする、お湯の注ぎ方をゆっくりする、などを試してみてください。
とはいえ、ペーパードリップで一番差が出るのは「豆」と「紙」です。良い豆と良い紙を使っていれば、ほぼほぼおいしいコーヒーになりますので、難しく考え過ぎずに楽しみましょう。
アメリカ・カリフォルニア州オークランドのコーヒーロースター「Sweet Maria’s Coffee」は、コーヒーの生産や焙煎について詳しい情報を提供してくれており、定期的にチェックしているのですが、昨年末のケニア現地レポートがとても興味深いものでした。
Kenya Coffee – Practices Processing Quality
https://library.sweetmarias.com/kenya-coffee-practices-processing-quality/
収穫されたコーヒー果実がどのようにして集められ、どのように精選されて生豆(なままめ)になるかが、(言葉は分からなくとも)とてもよく分かります。
この映像ブログとセットで、ケニア現地訪問記も投稿されています。ビデオにも出てくる場面の写真が多く掲載されており、見ているだけで楽しくなります。
Updates from Kenya Coffee Lands
https://library.sweetmarias.com/updates-from-kenya-coffee-lands
この投稿の最後に、著者の感想が書かれています。
今年の収穫に対するさまざまなアプローチを見るのは興味深かった。いくつかの産地は間違いなく量を求めており、(ひょっとしたら)品質には手を抜いていたかもしれない。
私はそれをキリニャガで見た。そこでは乾燥ベッドがパーチメントコーヒーでいっぱいになっており、マネージャーはチェリーの買い付けがこの収穫ではなんと220万キロに達したと言っていた。溢れたコーヒーは地面に敷かれた防水シートの上で乾燥されていた。防水シートの上のコーヒーがおいしそうに見えたのは認める。しかし、それで十分なのだろうか?
実際、7日間でコーヒーを乾燥させるとマネージャーたちが言っているのを聞いて私も心配になった。それは短過ぎると私は思う。実際、あるマネージャーは5日と言ったが、バイヤー(訳註:著者)が聞きたいことではないとわかっていたのだろう、訂正した。超高速乾燥は品質を保持させるには問題になると思う。
ガツリリでは、農家がコーヒーチェリーを選別しているというが、袋をちらっと見ただけで、そのままチェリーホッパーに入れているのを見た。終業時間が近いからなのか、手抜きをしているように感じた。
大量生産を目指しているのなら、このようなことも理解できる。また、私はただの通りすがりであり、彼らのやり方が平均的にどのようなものなのかを総合的に判断する立場にはないし、品質にどのような影響があるのかを本当に注意する立場にもない。
私が危惧しているのは、マネージャー、コンサルタント、あるいは他の上層部があるべき基準を伝えることにより、人々は自分たちが何をすべきかを 「公式 」には知っていることだ。しかし実際には、それを実行するにはより多く働かねばならず、より困難であり、しかもそれを実行しても見合った報酬は得られない。
もしそれが現実なら、「コーヒーの専門家 」は、人々がやらない、やる気のない習慣を押し付けるべきではないと思う。実際に「ベストプラクティス」の重荷を背負わなければならない労働者たちと協力して、彼らが何ができるのか、何をする気があるのかを見極め、最良の結果を得るために協力するのがベストだと思う。
しかしその結果コーヒーの品質が向上するのであれば、そのプレミアムはどのように労働者に還元されるのだろうか?農家の場合はまだしも、ウォッシングステーションで働くために雇われた 「非正規労働者」についてはどうだろうか?私にとっては、これは大きな未解決の疑問である。そして、私はコーヒーステーションを管理しているわけではないので、大した答えは持ち合わせていない。しかし、いずれにせよ、私が生協を訪れ、生協のリーダーとこの問題について話し合うときに、このことを尋ねることはできる。
収穫量が増えるのは生産者にとって喜ばしいことですが、それが度を超すと品質向上が軽んじられてしまう。皮肉なことですが、言われれば確かにありそうな話で、さらにこれはコーヒー生産に限らない話だとも思います。
私たちはいつも質の高い生豆を適正な値段で手に入れたいと願っていますが、豊作になったらなったで質の高い生豆が入らなくなる可能性があることを知ったいま、生豆の仕入れには一層慎重にならねば、と思わされました。

「お店で飲んだコーヒーが美味しかったので豆を買って帰ったけど、自宅に帰って自分で淹れるとそれほどでもなかった」というお話を、お客さんからお聞きすることがあります。
お店では業務用の器具を使って淹れている上、淹れ方も訓練していますので、ある意味美味しくて当然なのですが、特にご自宅と違うのはコーヒーミルの性能だと思います。
業務用のミルはモーターの馬力が強いので、手回しミルでは挽くのに苦労する硬い浅煎り豆も全く苦にしません。また刃の回転軸が安定しているので、挽いた粉の粒の大きさも揃っています。加えて、微粉(びふん)と呼ばれる微粒子の発生量も少ないため、淹れたコーヒーの飲み辛さ(苦味や重たさ)が軽減されます。
とはいえ業務用ミルは大きくて重くてうるさく、しかも価格も高いので、家庭での利用は現実的ではありません。そこでお奨めしたいのが、お茶を淹れる際に用いる茶漉しの利用です。ごく一般的な柄付きの茶漉しで大丈夫です。
ミルで挽いた粉を茶漉しに入れて細かく振ると、微粉が(思ったよりたくさん)出てきます。茶漉しが収まるサイズのマグカップや茶碗の中で振れば、後片付けも楽です。ミルの性能だけでなく茶漉しのメッシュの大きさによっても取れる量は変わりますが、粉本体が落ちることはありません。振った後茶漉しに残った粉は、微粉が取れたせいか少しくっきりして見えます。
微粉を落とした粉で淹れたコーヒーには、そのまま淹れたコーヒーとかなり異なった印象を持たれると思います。「スッキリ」「飲みやすい」「苦くない」などの表現が近いかもしれません。そのどちらを美味しいと感じるかは人それぞれですが、コーヒー豆が本来持っている味わいがストレートに感じられるということでもありますので、産地や品種の違いもより分かりやすくなっているはずです。
ミルの買い替えや淹れ方の練習に比べればコスパもタイパも高いこの方法、ご興味あればぜひ一度お試しください。
短い秋が慌ただしく過ぎ、年の瀬が近づいてきました。昨年に続き、今年のbaisadoで起きた「新しいこと」を通じて、この1年間を振り返ってみます。
1.テーブル設置(2月)
2.出張カフェ開催(6月)
3.ギャラリーお試し(6月)
4.「コーヒーリキッド(濃縮無糖コーヒー)」販売開始(7月)
5.新ブレンド開発(8月・12月)
6.焙煎競技会参加(8月)
7.商品ラベル一新(10月)
8.マルシェ参加(10月)
9.音楽フェス参加(11月)
10.デカフェ認証取得(12月)
書き出してみると、意外にいろんなことをやったんだなと我ながら驚きました。来年も十大ニュースをご報告できるよう、新しいことにチャレンジしていこうと思います。
今年もあっという間に残り1ヶ月ですね。
カトリック圏・プロテスタント圏の国々では、11月30日の「聖アンデレの日」に最も近い日曜日から12月24日のクリスマスイブまでの期間をアドヴェント(待降節)と呼びます。2024年は12月1日からアドヴェントが始まります。
アドヴェントの間は、「アドヴェンツクランツ」と呼ばれるリース型のキャンドル立てに、日曜日ごとにろうそくを一本ずつ灯したり、「アドヴェンツカレンダー」と呼ばれる24の窓を持つカレンダーを毎日1枚ずつ開けたりしながら、キリストの誕生(クリスマス)を楽しみに待つのだそうです。またこの時期、ヨーロッパの街々の広場ではクリスマスマーケットが開かれます。最近は日本でも開催されていますね。
baisadoも、店内を(ささやかですが)アドヴェント仕様に飾り付けました。
併せて、アドヴェント限定ブレンドをご用意しました。
baisado もみの木ブレンド(ケニア・インドネシア・エチオピア)
https://baisado.theshop.jp/items/95236449
ベリー系のケニアとスパイス・ハーブ系のインドネシアにフローラル系のエチオピア、キャラ立ちの良い3種類の贅沢なブレンドです。チョコレートケーキのような濃いめのスイーツに合わせても負けない力強さがありながらとても飲みやすく、冷めるにつれ微妙に変化する風味をゆっくり楽しんでいただけます。
いよいよ始まる寒い季節、おうちでゆったりと楽しむ食事やおやつのお供にしていただければ嬉しいです。
その他にも店内では、身体が温まるスパイス入りのコーヒーやリンゴジュースやミニクッキー、加えてご近所のパン・洋菓子店「Solo」さんのシュトレンもご用意しています。
京都府立植物園や京都府立大学に程近いお店の界隈は、街中の喧騒が嘘のように静かで落ち着いています。お近くへお越しの際はぜひお立ち寄りください。